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健康第一を退職理由に

退職理由に嘘は厳禁

退職理由に嘘は厳禁

2016.9.20

退職理由の難しさ

勤務先に対して退職理由を伝える際は誰でも躊躇してしまいがちです。例えばどうしても挑戦したい夢があるというようなポジティブな理由であったとしても伝えづらいという人も多いので、当時間労働やサービス残業など今の職場に不満があって辞める場合はなおいっそう難しいと言えるでしょう。なぜなら上司や同僚などはまだその職場で働いているため、失礼になってしまうようなことを伝えるのは問題になるからです。また不満があって辞める場合はどうしても最後のタイミングで不満を爆発させてしまいがちですが、辞めていく人間にそのようなことを言われては職場の方々も面白くはありません。
では、どのように退職理由を伝えるのかですが、一番良いのは相手のことを思いやりつつも正直に伝えることです。

嘘をつくと後が怖い

まず退職理由で嘘をついてしまうのは今後のことを考えると良くありません。特に同業他社に転職をする場合は元の職場とライバル関係になってしまうこともあるので、そうした時に退職理由に嘘があるともめ事になってしまう可能性があるのです。例えば実家にいる親が倒れてしまったとか、介護が必要になってしまったというような理由であれば引き止められるようなことは少ないので辞めやすいでしょう。しかしそのような理由で辞めた人間が少しして同業他社で働いているとなったらやはり問題になります。

健康のためなら大丈夫

ここで健康のために退職をするという観点がとても重要になってきます。もう現在の職場で体調を崩しかかっているのであれば、流石に無理には引き止められません。ただその際も注意が必要で、今の職場環境が体調悪化の原因であるというような伝え方は控えるようにしましょう。そのような意図はなくともそうしたことを伝えてしまうと、敵意があると受け取られてしまう場合があります。あくまで自分の体調がどのような状態で、長時間労働を続けられないということの逼迫性などを訴えた方が良いのです。

いざという時の相談先

ただし1つ覚えておいて欲しいことがありまして、日本人には憲法の定める基本的人権によって就業の自由が認められています。そのため会社を退職したい時に退職をするのは労働者の権利でもあるのです。もちろん社会常識の範囲内での引き継ぎ期間や、就業規則に定めのある場合、退職意思の事前伝達は必要ですが、それさえ守れば辞めたいという人の退職を会社が認めないということは許されないことなのです。もし万が一トラブルが起こってしまった場合は、遠慮なく労働基準監督署などに相談をすると良いでしょう。